まずは自己紹介も兼ねて声を大にして伝えたいことがある。
「お姫様は王子様に助けられ、いつまでも幸せに暮らしましたとさ」
これは無いな!無いです!!これ大事!
ピーチ姫もファミコン時代はいつもマリオに助けてられていたけど、今やマリオカートでマリオのライバルになったり助けたり。時代は変わったのか?はたまた女性が自らの力に気がついたのか?それとも男性は頼りにならんと思ったのか。
守ってもらうんじゃなくて良きパートナーを探す時代。
どちらにせよ女性が幸せになるためには、精神的な自立は絶対だ。
私は小学生の頃からお姫様に憧れる女の子だった。色も白い。お姫様にぴったりだ。
兄弟関係の中で末っ子で守られてきた環境だったのもあるだろう。
兄弟の中で一番幼く誰よりも劣っていう私は、兄弟と喧嘩をしようとはせず、愛嬌で生き抜いてきた。そう「私は無力で幼い。争うつもりなんて毛頭ございませんバブー」みたいなスタイルで生き抜いてきた。
中学も高校も短大もバイトも、それでうまくいってきた。(バブーは言わない)
人は敵にならない相手には優しいのだ。まぁ正確にはごく稀にアンチはいた。
私は弱者ゆえに「人のいいところを見て、相手のことを理解し、その相手を好きになるスキル」も身についた。戦わなければ負けない戦法。
私は頼りないが、割と良識あって優しく(たぶん)誰とでもうまくやっていけるのが最大の長所だと思っていた。なのでいい人と結婚して旦那さんを支え、優しくて悟りも開いたプロのお母さんになりたいと思っていた。なぜか孤独感も抱えていたので子どもは絶対に欲しいと思っていた。産めないのであれば里親でもいいと。
誰かにとってかけがえのない自分になり、責任のある仕事をしたかったのだ。
三つ子の魂百まで・・・・というように幼児期の教育はとても大切であると考えていた私は、普通のお母さんではなくプロのお母さんになるため幼児教育も学び、二年ほど働木、有名大学卒の正義感強そうな堅い職業の次男と結婚した。
昔から母が「いい大学を出ている人は、頑張るべきときに頑張れた人。先のことを考えて何が大切かを考えて動ける人。自分の遊びたい欲をセーブして、努力することができた人。」と話していた。
また、父も厳しい人で見た目や職業、住んでいる場所にうるさい人であった。
まぁ女の子だから心配するのも無理はないんだけどねぇ。
そんな両親の条件にぴったりで、しかも顔も良い!!さらになんと、私を好きとな?
なんたる幸運!チャンス!
誰と付き合っても散々反対されてきたが、これは間違いない!これを逃すと結婚できないとも思った。(焦るな焦るな)
付き合って1ヶ月で相手のお家に挨拶行ったが、お母様もお父様も(1ヶ月なのに)歓迎ムード。「田舎では、男も25歳くらい位はもう結婚するのに、いつまで経っても結婚しないから心配していたのよ〜。家はどこにするの?もう家は決めてるの?援助するわよ」と。(テンポ早すぎる)
出会って4ヶ月目には結婚した。計画通り。2年子供ができなければ不妊症とどこかで聞いたので不妊症の可能性も考え+2年ほど治療をするとする。そして三人子供が欲しいから、二歳差で高齢出産になる前に三人産むとして逆算したら、、、、まぁ丁度いいな。よしよし。
さぁ、これを読んでいる方はお気づきだろうか?
気がついた人はおそらく幸せに生きられる。
そう。色々判断をミスってるんですよねぇ・・・・
一つ目:自分は優しくて可愛げがあるだけで能力がないから、誰かに守ってもらわなければ、生きていけないと思っていること
二つ目:いい大学を出ている人は、賢くて理性的。
三つ目:堅い仕事をしている人は、真面目で正義感も強い堅い人(そんなこともない)
四つ目:家がしっかりしているし、両親がいい人そうだから、ちゃんとした教育を受けて育った普通のちゃんとした。(ちゃんとちゃんとって、なんだそれ・・・)
五つ目:自分の意見をぶつけるのではなく、相手の立場に立って考えたり、相手の気持ちに寄り添えば結婚はうまくいく(そうでもないで。変なやついるよ)
思いこみ強い強いwww
幸せな環境で育ってきたというか、周りの人間がみんないい人だったからこうなってしまったのかな^^;
ごめんねにはごめんねが返ってきて、優しさには優しさが返ってくる世界。
信用されていたら裏切れないってのが普通だよなぁ
でも優しいとかそういうのじゃなくて「どっちが上か下か」で人を見る人も、世の中には存在したんだなー。そして「信用されてるからバレない、騙せる」と考えるひとも。
いや・・・そんな悪い人、ニュースやドラマの世界の人やと思ってた。
だってそんなの全然理解できなし、よくわからないし。
でも悲しいことに結婚した旦那さんがそういうタイプだったんよなぁ・・・!!
いやいや、想定外やわ。現実にそんな非道な人がいるとは想像もつかんかった!
親は「旦那さんに嫌われないように、わがまま言わないで可愛くしなさいよ」というから、家庭の平和のため相手の気持ちに寄り添い(仕事によるストレスかなぁ・・・?)笑顔で穏やかに接すれば接するほど図に乗る。めちゃ八つ当たりしてくる。
まぁ、そんなこんなで10年近く努力をした結果病んでしまったので
「おっと!頑張りすぎてしまった!!これはやばい。子どものためにも健康な心で生きなくては」と離婚しました^^;
結婚って、結婚した時点でスタートなんですよね。
誰かの娘や息子だった子どもが、結婚により大人になっていく試練というか。
旦那さんはお父さんじゃないし、奥さんはお母さんじゃない。未熟な子ども同士が努力しあって成長し、絆を深め「夫婦」になっていく。
その視点がお互いに足りなかったのかなぁと、今は思う。
誰かに守ってもらおうと思えば、それは対等な立場ではないから上手くいかなくなる可能性も高くなるよねぇ・・・。私がもっと怒ってキレていたなら、また状況は変わったのかもしれないな。